【フルーティーな】トップリングゴライアス ファイア、スカルズ&マネー Toppling Goliath, Fire, skulls and money【ドクロ】
相当に久々の更新となりました。
じつは肝臓に異常値が出てしまい、その後しばらくビールはもとよりお酒自体を控えておりました...
更新頻度下がると思いますが、以前に書き溜めたものもあるので今後も細々とは続けて行こうかと思います。読んで頂ける方は今後ともお付き合いお願い致します。
さてさて、今回は久々のトップリングゴライアスより「ファイア、スカルズ アンド マネー」です。名前が長い上に言いにくいですね、そして某バンドの様でもあります。
さて、トップリングゴライアスですが昨年からアンテナアメリカが取り扱いを開始しました。個人的には支払いがアマゾンで済むので入手が楽になり有難いところです。
一方で、なぜか近くにある小売店では久しく取り扱いを見なくなりました。もしかしたら国内への輸入ルートが変わったのでしょうか?
今回の一本はその小売店から無くなる前に入手したものです。見たところ同製品はアンテナアメリカさんでは未だ取り扱ってないようですね。
缶のパッケージには炎にまかれたスカルとコインが描かれており何やら強烈そうなビールであることを予想させますが、さて...
こちらのビールですが缶の下側にも書いてあるようにIPA(貼ってあるシールにはNEIPA表記)とのこと。使用されているホップはシトラ、モザイク、ギャラクシー、ネルソンとニューエイジのホップオールスターのようなラインナップです。
前回の同社のWIPA、SOSUSが中々良かったために今回も期待しております。
早速飲んで行きましょう。
ピーチネクターのように濁った液色
先ずは缶を開けて口からの香りを嗅いでみます。
松やグレープフルーツの濃厚な香り、時折ブドウやメロンなども感じられて非常に多彩です。
続いてグラスに注いで液色を見ます。
注いだ瞬間から相当に濁っていて、まるでフルーツオレやピーチネクターのようです。
泡は若干淡い白で泡立ちはあまり強くなく、リング部を残して直ぐに消えてしまいます。
グラスからの香りはパイン、パッションフルーツ、柑橘等やはり多彩です。
匂いの濃さは平均~やや濃い程度。
果実の香りと甘さを感じる、飲み易いバランスの取れた味わい
さて飲んでみましょう。
一口含むとグラスで嗅いだ香りそのままの風味が口中に広がります。苦みは飲み始めから若干感じ、その後中盤から後半にかけて盛り上がり、フィニッシュに向けて徐々に消えて行きます。
甘みも僅かですが、しっかりと感じられます。
とにかく口の中で多様で濃厚な果実のフレーバーが感じられます、それによってかなりの飲みごたえが有るため、一口毎の満足感が強いですね。
苦みはしっかりと感じられますが支配的では無く、飲み心地に影響がない程度に味わいのアクセントとして存在していています。
後味は僅かな香りの余韻があり、苦さはほぼ残らずスッキリとしています。
確かにおいしいが、しかし...
非常にバランスが取れていて飲み易く、味わいに物足りなさもありません。ただし、その一方で飛び抜けた特徴が無いため、わざわざトップリングゴライアスにする必要が無いかなーと思えるのも事実です。
味わいの濃さのあるNEIPAではありますが、驚くほどでもないかな…というところ。当時の購入価格が約2000円というのもその評価に拍車を掛けます。
2000円あるなら他のIPAなりWIPAを2本勧めると思います。
アルコール度数は7.2%で内容量は473ml、価格は上に書いた通り購入店では2000円程度でした。
総評
苦さ:★★★ あくまで標準的なレベル~やや弱い程度、味わいにアクセントを与える脇役
ホップ香:★★★★ 様々な香りが何れも突出すること無く感じられる。南国系のフルーツのような香りを中心にして非常に多彩
モルト風味:★ ほぼ無い
甘さ:★★ 香りの中に感じられ、味わいとしても終始感じられて厚みを与えている
価格:★ 高い
お勧め度:★★ 値段と内容を考えると他の会社のIPAでよいのでは?と感じさせる。値段の高さがその評価に拍車を掛ける
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