バラストポイント スカルピンIPA BALLAST POINT, SCULPIN IPA
本日(昨年のことですが)はこちらを頂きます、バラストポイントのスカルピンIPAです。
ラベルのカジカの絵がなんとも手に取り難い感じがしますが、RateBeerでスコア100点満点、ビールコンテストで2回の受章歴とあって、こちらもアメリカンIPAを語る上では避けて通れない一本のようです。
バラストポイントのHPを見てみますと、ブルワリーは元々は個人向けのビール醸造用品を扱うショップとして1992年にスタート、1996年から醸造を開始し2005年にスカルピンIPAが最初の受章、2010年にはワールドビアカップという大会で小規模ブルワリーのチャンピオンを獲得しているようです。ブルワリーとしての評判も非常に高いようで、昨今のクラフトビール界のパイオニアと言ったところでしょうか。
絵のせいで(しつこい)今まで店頭に有っても横目に見ながらも手が出ないでいましたが、いざ調べてみると相当に素晴らしいとの事でついに飲むときが来ました…いざ頂きます。
濃厚グレープフルーツの香り
それでは瓶を開けて口から香りを…
開けた瞬間から爽やかなグレープフルーツの香り、ここまではっきりと香のは初めての経験。甘みの有るグレープフルーツ、レモンと柑橘系のフレッシュな香りが素晴らしい、濃厚香りで期待が持てます。
グラスに注いで色と香りを確認します。
液色はやや濁った黄金色。泡は盛んに立ち、若干小麦色でクリーミーな泡の部分と、荒い部分がまばらに分かれて立つような感じです。泡の持ちはあまり良くなく、数分で僅かに残して消えてしまいます。
香りは甘いグレープフルーツ、まるでグレープフルーツのキャンディのように甘い感じです。さらに、まるでマンゴー?みたいな濃厚な甘みも感じます。ハッキリとは言えませんが南国系の果実みたいな感じ。
過去1に美味いIPA
さて一口、、、
うまい
思わずガッツポーズを取りたくなるくらいうまい。
濃厚な香りと口の中で感じる複雑な風味、そこからからしっかりとした苦みにつながっていく。後味は結構な苦みとわずかなモルト感が舌に残る。
やはりフルーツ系の風味が存分に感じられますが、うーん、うまく言葉に出来ない。だが美味い、流石RateBeerでスコア100だけはある。
後味はモルト感が結構残るので、それが呑み終わった後の満足感につながっているように思える。苦さも十分にあって後味にずっと残る感じ、気になる人は苦手かもしれません。
口のなかで転がすとそれだけでクリーミーな泡になりますが、風味がぼやけてしまうのであまりお勧めしません。
度数は7%ですがアルコール感は皆無、次の一口がすぐに欲しくなる飲み易さ。
筆舌に尽くしがたい、絶品IPA
何と言えばいいのだろう、バランスがいいだとあまりに印象が無いし、とは言え尖っているわけでもない。
とにかく美味しい、何がと言えば難しいが美味しい、済みませんが表現力不足です。
例のごとく容量は355mlで買ったところでは500円程、度数は7.0%。
総評
苦さ:★★★★ 標準的なIPA、ただし結構後を引くので苦手な人にはきついかも
ホップ香:★★★★ 香りが濃厚で甘さも感じる。楽しめる素晴らしい香り
モルト風味:★★★ 今までで飲んだIPAでは一番モルト感を感じた、それが呑み終わった後の満足感につながっていると感じる
甘さ:★★ まるでキャンディーのような甘さを感じるが、味わいとしてはわずか
価格:★★★ 高いと思うが内容に見合っていると思う、もう少し安ければ!
お勧め度:★★★★★ No.1勧めIPA
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