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【世界トップクラス】ファウンダーズ ポーター Founders, Porter【最高のポーター】

謎の女性がこちらを見ているファウンダーズ、ポーターの瓶

謎の女性

本日はお馴染み「ファウンダーズ」から「ポーター」で御座います。

さて、こちらのポーターですがなんと「世界でもトップ3に入るポーター」とのことで飲む前からかなり期待が高まっております。

ポーター…日本国内ではあまり馴染みが無く、ラインナップしているメーカーもそう多くない上に扱っている店舗がまず少ないというのが現状かと思われます。

私自身も数えるほどの種類しか飲んだことが有りませんが、いきなり世界トップクラスを頂けることになりました。ほぼ無経験から世界トップへと、かなりのシュートカット感があります。

RateBeerなどで同製品を確認してみると、BeerStyle「ポーター」では今のところ(2021年8月に調査)第2位にランクしています。1位とは非常に僅差なのでもうこれは”ほぼ”世界一のポーターと言っていいのではないでしょうかいいですよね?

そんなビールを通販で簡単に手に出来るなんてありがたいですね…

それではこの素晴らしいビールを飲んでほぼ世界No.1を味わうこととしましょう。

豊かなローストモルト由来の香り

グラスに注いだポーター

漆黒の液体

開栓して瓶の口から香りを味わいます。
豊かなローストモルトの香り、コーヒー、チョコレート、麦チョコ等を感じます。ホップの香りもしっかりと有りますが主張するほどでは無い。

グラスに注ぎます。
光を通さない漆黒の液体の上に淡いダークブラウンの泡が立ちます。泡は盛んに立ち持ちも良いです。
ローストモルト由来であろう香りは変わらず、ややホップの香りが強めか?アルコール感も若干感じます。

同じ英国のあの味を思い出す

味わいは苦みが主体ですが、ローストモルト由来の様々な香りと味わいが複雑に感じられる。濃厚なコーヒー、それ以外にも多彩な味わいがするのですが、何とも表現できません。私の語彙が完全に不足しております。
僅かなアルコール感も有りますが気にならないレベル。ホップも主張はしないがしっかりと存在します。後味は苦みが長く続く。

なぜだかロンドンプライドを思い出しました。スタイルは違うのですが味の構成に似たところがあるのかもしれません。

中々に説明が難しいですが、苦さを主体にしつつもバランスの取れた味わいで安心して飲んでいられます、非常に落ち着ける味わい。

個人的にはしっかりと冷やしてあった方が苦みが抑えられて飲み易いので好きですね。とは言え、温度をやや高めにして飲んでもコクや味わいが強く感じられるので時間をかけて温度による変化を楽しむのがおススメです。決してごくごく飲んでいいビールではありません。

流石の出来栄えに関心

世界トップクラスのポーターということで、これまで国内のポーターを飲んでも正直しっくりこなかった分、期待通りというか、流石と言ったところで関心してしまいました。

写真には出していませんが、今回は比較のために国内某社製のポーターと飲み比べをしていました。

感想としては、まず味の濃さが全く違うということ。液色を比較してもファウンダーズのポーターが光を通さないほどの漆黒に対して、某社製のものはやや濃いめのブラウンといった感じ、光も幾らか透過します。これを見るに、使用されているモルトの量が全然違うのだろうと思われます。そして味わいに関しても、某社製のものは青臭さやその他の雑味が多く、バランスや味のまとまりも一段二段も差がある...といった感じでした。片や原料を惜しみなく贅沢に使った本気の一品、片や予算の都合のつく範囲で幾らか妥協して作られたもの...という印象です。

値段帯が全く違うので比べること自体が酷ではありますが、比較対象にならない程の歴然とした差を感じました。

とは言えポーターはまだまだ種類を飲んでいないので色々と試してみたいところ。まずはフラーズのポーターを飲んでみたいですね。

総評

苦さ:★★★★ 苦さ主体だがそれだけでは無いローストモルトの豊かな味わい 

ホップ香:★★ 強く主張しない程度に存在する

モルト風味:★★★★★ ローストモルトの豊かな香りと風味を存分に感じる 

甘さ:★★ 甘さはほんの僅か

価格:★★★★ 約800円と同社の製品としては比較的手にしやすい価格

お勧め度:★★★★ 世界No1ポーターということはある、ぜひご堪能あれ

 

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