フォートポイント ギャラクシーパーク Fort Point, Galaxy Park
さて、今回はフォートポイントから久々のシングルホップシリーズ「ギャラクシーパーク」です。
前回のモザイクパークにも書いたとおり、本シリーズはその名の通り、一種類のホップを使って作られているビールで、今回はオーストラリア産のGalaxyを使用して作られています。
シリーズの2回目という事で、今回は前説はここまでにして早速飲んでいきましょう。
やはりシングルホップとは思えない複雑な香り
栓を開けて口から匂いを確認します。
みかん、ブドウ、パインその他いろんなかんきつ類が混ざった、正にその名の通りギャラクシーのような複雑な香りです、フルーツの香りの玉手箱や～
キャンディのような甘さも感じます、つまりすごくいい香りです。（語彙無し）
以前に飲んだモザイクパークの時もそうでしたが、一つのホップで出している香りとは思えないほど複雑な香りに正直驚きです。
こんな風味のする飴が有ったらいいのにと一瞬思ってしまう。
グラスに注いでみます。
泡立ちはそこそこで、オフホワイトの大小まばらな泡が立ちますが、リング部を残してすぐに消えてしまいます。液色はやや緑がかった薄い黄色で、透明度は非常に高く透き通っています（写真は中に有った沈殿物？のせいか若干濁っています）。
香りは濃厚なぶどうが主体で、パインのような甘さ、ワインのような酸味も僅かに感じ、思わずうっとりしてしまいます。非常においしそう。
口の中で現れる、期待以上の味わい
味はあまり期待していませんでしたが、なかなかどうして素晴らしい味わいです。
香りを嗅いだだけでは感じなかった様々な香りと風味が、いきなりバンッと強烈かつ複雑に表れて、サッと消えてしまいます。口の中に保持して捉えようとしても、色々な味わいが入れ代わり立ち代わりに感じられて何とも表現出来ません。
後味には僅かなほろ苦さとモルトの風味が現れますが、かすかな余韻を残して消えていきます。
味わいが思ったよりも感じられましたが、あくまでライトボディからほんの僅かにミディアム、と言った感じでしょうか。飲みごたえは十分に有りますが、飲み易く、爽やかな呑み心地。
夏の日にサッパリと飲むのにちょうどいいと思える仕上がりです。
シングルホップの複雑な風味に脱帽
今回でシングルホップとしては二つ目の体験となりますが、今のところその想像以上の香りの多彩さ複雑さに驚かされっぱなしになっております。
勿論ホップ以外にも使用するモルトや酵母の影響もあるので、そこは使い分けをしてしっかりと作り上げているFort Pointが凄いと言えるのかもしれません。
シングルホップについては今後も同社は勿論のこと、他の会社のものでも見つけられたら試していきたいです。
容量は355ｍｌで値段は700円ほど。度数は4.7％でＩＢＵは19。前回のモザイクパークとこの辺のスペックは同等ですね。
総評
苦さ：★★ 前回のモザイクパークと同じ印象だが、後味により現れる感じ
ホップ香：★★★★ パイナップル、ブドウ、そのほか色々な柑橘系、口中に含むとより複雑に感じられる
モルト風味：★★ 後味にわずかに余韻を残しながら感じられる、モザイクパークより若干濃いめかも
甘さ：★★ 複雑な風味の中に僅かに感じる
価格：★★ 正直お高い
お勧め度：★★★ これもモザイクパークの時と変わらず、やはり値段がね…
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