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【飲み比べ】サッポロ 開拓使麦酒仕立て【LAGAR】

サッポロ開拓使麦酒仕立ての缶

これが、LAGAR…

はい来ました、今回は誤記騒動で廃棄から一転して販売になった例のビール、サッポロの「開拓使麦酒仕立て」(以下開拓使)です。

本日仕事帰りに一直線で某ファミリーマートさんに寄って買わせて頂きました、350mlが残り2本!危なかった。(500mlは在庫十分そうでした)

と言う訳で、もう説明不要のLAGARなので、騒動の概要は既出のニュースに任せるとして「味はどうなの?」という事を私の偏見で書いて行きます。

ただ、一点だけ言及するとすればこの開拓使では「3回煮沸製法を使用している」という事が挙げられます。缶には「伝統製法」とか記述されているだけですが、この3回煮沸製法によって得られた濃厚な麦汁を使って作っているとの事です。

さあこの辺にしてさあ飲みましょう

香りも色もしっかりと違う

今回は比較用に通常版の黒ラベルを買ってきました。350mlだと炭酸がきつくて飲み切れないので250mlにしました。もう年です。

早速二つともグラスに注ぎます。

 

グラスに注いだサッポロ黒ラベルと開拓使麦酒仕立て

開拓使は色が濃いいです

色は思っていた以上に違いますね、開拓使の方が濃い色をしています。開拓使の方が橙色で通常版が黄色と言ったところでしょうか?

泡立ちは両者とも差が無く、オフホワイトの泡が盛んに立ちます。まあこの辺は普通のラガーですね。

次いで香りを確認します。

開拓使は香りが濃く、若干甘と、僅かながら果実のような風味も感じます。

一方、通常版はスッキリとしていますが、やはり薄い感じは否めないと言ったところ。また、やや酸味のある香りです。

個人的には開拓使のどっしりとした香りが好みです。

色、香りと同様に味も濃厚な開拓使麦酒仕込み

それでは一口飲んでみましょう。

通常版の黒ラベルはやはり標準的なラガーと言った感じ、皆さん飲み慣れている味でございます。ただ、改めてじっくり飲んでみると後味にくるモルト風味が結構強いことに気付きます。

対して開拓使ですが、想像以上のドシッとした麦感が飲み始めから感じられ、飲み終わり、後味までずーっと続きます。明らかにこちらの方が味は濃いですね。
濃厚なモルトの分だけ甘さも感じますが、決してべったりとすることなく、後味に苦みとホップの香りが現れて、このモルトの風味と甘さと合わさって調和するような感じです。以外にも後味は開拓使の方がモルトの風味が突き出ることが無く、むしろスッキリとしているようにさえ感じました。

廃棄されなくて良かったと思える味わい

さて、今回のLAGAR騒動で一躍「時の人」ならぬ「時のビール」となったサッポロの開拓使麦酒仕立てですが、思っていたよりも通常版のラガーとはしっかりと違う味わいになっており、本当に廃棄されなくて良かったと思いました。(正直話題になっただけで殆ど差が無いくらいだろうと思っていました)

LAGARの誤表記

限定醸造とLAGAR

通常の黒ラベルなど、普通のラガーであれば夏にぴったりのライトな味わい、今回の開拓使は寒い冬の今にぴったりの、濃厚な味わいになっていると感じました。

まだまだ寒い日が続くなか、鍋と一緒にLAGAR表記を若干?楽しみつつ飲むのも悪くないと思います。

 

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