【番外編】マンガで飲んでたあのビールを飲もう 其の壱「ばっかつ!~麦酒喝采~」より「ピルスナーウルケル」
最近のクラフトビールの盛り上がりによってか、クラフトビールにまつわるマンガが出て来ていますね。今アマゾンでパッと見ただけでも3、4作品ほど確認できます。
娯楽でありながらビールの理解も深められるということもあって、自分も最近読み始めた次第です。楽しみながら自分の偏った知識を矯正&補強出来るありがた面白い存在なのです。
と言う訳で(?)今後、不定期ながらこういったマンガの中で取り上げられたビールから、自分の気分で選んだものをマンガの内容に若干触れながら紹介して行きたいと思います。
第一弾は「ばっかつ!~麦酒喝采~」より「ピルスナーウルケル」でございます。
「ばっかつ!」の紹介
先ずはビールの前に「ばっかつ!」の紹介を少し。
物語は主人公である花小路ほっぷと
二条こむぎ
の二人が大学のサークル勧誘で出合うことから始まります。
ほっぷは登場時「ビールはどれも同じ」と思っていて、寧ろ日本酒の方が好きなくらいです。ですがサークル勧誘の場でこむぎが立ち上げたビール愛好会に興味を惹かれ、体験入部という形で部室?兼、小麦の実家であるビアダイニング「麦」に昼間から連れて行かれます(ちなみに二人とも2年生で20歳以上の設定です)。
そこで順調においしい各国のビールを摂取させられたほっぷはその魅力に見事に墜ちていきます。
ビールのおいしさに目覚め、ついでにこむぎの実家のバイト要員として確保されたほっぷはこむぎとともに世界の多様で美味しいビールの世界に入り込んでいきます。
しかし実際のところ、ビールに限らず酒関係のサークルとか有ったら絶対入ってたろうなー、めっちゃ面白そう。そして人生の予定が狂いそう。(注:一巻では冒頭以外大学サークルの雰囲気は正直有りません。)
ピルスナーの元祖、ピルスナーウルケル
という訳で改めまして「ピルスナーウルケル」ですが、もはや改めて説明するまでも無い超有名銘柄ですね。元祖ピルスナーであり、ピルスナーウルケルも日本語で言うと実はそのまま「元祖ピルスナー」らしいです。
ピルスナー、つまりはラガービールを世界のスタンダードに押し上げた、傑作と言える存在です。
国内だと店頭で見かけることはちょっと少ないかもしれません、ですがたまにスーパーやコンビニでひっそりと置かれていることが有ったりします。
それでは早速飲んで行きましょう。今回は比較として、完全に気分で「クラシックラガー」を比較対象にして飲んでみました。
豊かな香りと爽やかな後味
先ずはピルスナーウルケルから
グラスに注いで香りを確認しすると、豊かな麦の香りの中に、ホップ由来なのか?何とも言えない素晴らしい、華やかな香りがします。
飲み心地は軽やかながらも、しっかりとした味わいですね。
後味にはわずかな苦みと麦の香りがあって物足りなさは有りません、でもフィニッシュはあくまでスッキリ爽やか。
一方クラシックラガー
何と言ったらいいか、工場から来たといった感じのオイルのような香りが若干します、また、ウルケルと比べると香り自体が薄く感じられます。
味わいですが、こちらはよりキリっとした、切れ味のようなものを感じます。軽いアルコール感がした後に、麦の香りが感じられます。
後味ですが、個人的に日本のラガーで良く感じる、少しベタッとしたような甘さが残ります。
元祖であり一味違うピルスナーウルケル
流石元祖、ピルスナーの始まりにして頂点と言う感じがします。(とはいえ世界中のラガーを飲んだわけではないですが)
価格は通常のラガーと比べてやや高くなりますが、何とも言えない独特な美味しさが有ります。私も年に何回か、どうしても飲みたくなってついつい買ってしまうことが有ります。
皆さんも店頭で見かけた際は一度試してみては如何でしょう?
まんがは銘柄の紹介にとどまらず、歴史や製法、実際の味について等々、色んな面からビールの魅力が語られています。可愛らしい感じのキャラで敷居の高さを感じることなく読みやすいマンガだと思います。
ピルスナーウルケル同様「ばっかつ!」もお勧めです。